グレモン錠

グレモン錠とは一般の人があまり聞いたことのない名称だと思います。
グレモン錠とはハンドルを下にさげると上中下、三箇所にロックがかかります。一般の家庭にはついていないものなので見かけることも少ないと思います。

見た目には普通の錠前と違いはさほどありません。
工場の防音扉や大きな工場などの建物の機械室などによくつかわれています。ハンドルをまわすとガチャンと音がして扉が開きます。
グレモン錠という名前はフランス語の「クレモン」がなまった言葉だそうです。多くはハンドルを操作して戸や窓の上下にロッドを突き出し、戸締まりするタイプの鍵のことです。

今回はこのグレモン錠が操作しづらくなったということで交換をしてきました。

グレモン錠の錠ケースを交換するのは普通の錠前の交換よりも大変な作業になります。
何故ならば上下にロックのカンヌキがあるのでその連結をはずさないといけないからです。
まず上のカンヌキを上に引っこ抜きます。このときに手が滑らないように注意します。扉内に落としてしまうと取り出すことができなくなってしまいます。
連結をすべてはずしてから錠ケースを取り出します。
錠ケースを取り替えたあと、再び連結を接続しなくてはなりません。この作業が面倒で結構大変なのです。

無事に取り付けができたら動作を確認してお客様への引き渡しとなります。